がんのセカンドオピニオン,株式会社キャンサージャパン

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Top Message

トップメッセージ

癌を診るのではなく、
“癌を持った患者さん” を診る。

田中 修 Osamu Tanaka

株式会社Cancer Japan
CEO

がんがどうして3大疾病の一つと言われるほどになったのか。

一つは心臓病や脳血管障害が治るようになったため、がんが目立つようになった。また一昔前はがんになったら死ぬという恐怖もあったせいで“がん”という言葉が拡がったと感じております。

日本の怪談話に出てくる“お岩さん”。この話は上顎洞癌になった人が癌が大きくなり潰瘍を作り、目に浸潤し、その風貌が人に恐怖を与えたともいわれております。癌は固いのは医療者の間では周知のことで、今となれは“お岩さん”は進行上顎洞癌と簡単に診断がつきますが、当時は“がん”というものが何者であるか全くわからなかったため、恐怖の対象でしかありませんでした。一説によるとお岩さんはちゃんとした本名がありましたが、皆から顔に岩がついているという誹謗でお岩さんと言われたともいわれております。

またアジアに多い消化器がん。当然、昔は内視鏡がありません。食道がん・胃がんを患うと知らぬ間に食欲が落ちて、のどもご飯が通らなくなる。昔はそれを老衰として自然に亡くなったというのが通常の人の死としてとらえられ、ある意味、大往生ともとられていました。

大事なのは“癌”を治療するのではなく、“癌を持った患者”を治すこと。

さて私の専門はがんを持った患者さんしか診ない放射線腫瘍科医です。ここで大事なのは“癌”を治療するのではなく、“癌を持った患者”を治すという、患者さんを一人の人として、謙虚な姿勢で患者さんと二人三脚でがん治療をするのが、がんの専門医であると考えております。

そのような経緯を経て、この度、日本の最先端の知見と技術を持って、世界中のがん患者を救いたいという先生方にたくさんご賛同いただき、Cancer Japanという組織を立ち上げるに至りました。

日本では当たり前である治療方針が、他国では医師によってバラバラ、またお金で受けられる治療が変わってくる。最新の国際的な知識を有している医師が少ない。今後、グローバル化が進み、医療の情報格差も減ってくると考えますが、逆にそれが情報氾濫で選択肢が増えるだけで、どの選択肢を選ぶべきなのかを患者さんに決めさせるのは、患者さんにとって非常に難しい問題だと考えます。

“セカンドオピニオン”という言葉が日本にあります。

“セカンドオピニオン”という言葉が日本にあります。これは別の医師に、現在提示されている治療方法がベストであるかを聞くことであり、日本ではこのセカンドオピニオンが普及しています。しかし、開発途上国においては、セカンドオピニオン自体も信頼できるかどうかという問題が起きております。そのため、いろいろな医師を回り歩く“ドクターショッピング”という言葉ができるほどに医療情報の少なさあるいは氾濫が問題となっております。

我々はこのように世界のがん医療を考えた場合、誰かが素早く適切な治療方法を個々の患者さんに伝える必要があると考えました。教科書やガイドラインは一般的な標準治療を記載する以上のことに言及するのは難しく、個々の患者さんの情報をもとに日本の専門医が個別に相談に乗るのが最も良い方法と考えました。

がんは多種多様です。そして、がん患者さんの人生も多種多様です。患者さんを取り巻く家族のお気持ちも非常に大切になります。我々が提供する“がん相談”が世界の最先端の、最も科学的根拠(エビデンス)がある治療方法の中からベストな治療を一緒に相談したいと考えております。

がん治療は後悔しない道を選んで進む。

人生は一度きりです。
私は、“がん治療は後悔しない道を選んで進む”ことが一番と考え、毎日患者さんの診療にあたっています。私が救えるのは目の前の1人かもしれないですが、Cancer Japanではチームとして世界中のがん患者さんの相談に載り、後悔しない道を提示することができると考えております。

Cancer Japanの医師は日本でのがんのエキスパートの集団です。我々のチームが患者さんの治療方法決定、そしてCancer Japanとして担当医師はすぐに治療方針を提案できることをお約束します。地球の裏の患者さんも私たちは全力で相談にのります。

癌を診るのではなく、“癌を持った患者さん”を診る。 この全人的な理念のもとCancer Japanは未来に向けて進みたいと考えております。